マンション購入時のチェックポイント!⑥

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
前回までのブログでは、数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分であるトイレについて書きました。

それでは、トイレそのものの場所について見てみましょう。
マンションの1戸内にあるトイレの場所は、どこが理想的でしょうか。
これは、住む人の生活に大きく寄るところがあります。

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よくある場所は、玄関脇、リビングの出入り口のローカ脇、寝室のクローゼット脇などでしょうか。

玄関脇の場合、生活空間と切り離すことができます。
生活の場からは離れているので、家族や同居人に気を遣わずに使用しやすいと言えます。
しかし、玄関に来客などがある際は、トイレに入りづらい状態になります。
来客と接する玄関ににおいが残らないかも気になります。

リビングの出入り口のローカ脇のトイレは、一番よく見かける配置ではないでしょうか。
リビングの扉を閉めておけば、家族や同居人、来客に一番気を遣わなくてもいい場所かもしれません。
ただし、リビングに扉がない場合、夏の時期に扉を開け放している場合など、トイレの出入りが丸見えになったり、音が漏れる可能性があります。

寝室のクローゼット脇に設置されているのは、どうでしょうか。
クローゼットや物置の後ろ側などにあれば、それらが音の遮断に一役かってくれます。
深夜に使用するにも便利な場所です。
ただし、寝室の使用者しか使い勝手はよくありません。
他の家族や同居人、もしくは来客に寝室を通ってもらうことになります。

また、トイレの換気も関係してくることがあります。

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換気扇を働かせるためには、外部から空気を取り入れる必要があります。
空気を取り入れるためには、トイレの扉の下部に数センチの隙間を作る方法があります。
コストは低いのですが、音やにおいが外部に漏れやすくなります。

高価な仕様になってしまうのですが、ガラリが使用されているマンションもあります。
ガラリとは、細長い斜めの板を等間隔に並べたもので、ブラインドのようになっている建築金物です。
目隠ししつつ換気を促します。

このように、換気の仕様も、トイレの設置場所を選ぶ基準の一つになります。

マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

マンション購入時のチェックポイント!⑤

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
前回までのブログでは、数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分であるトイレについて書きました。

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前回は、特にトイレでのチェックポイント、便器の洗浄方式について見てみました。
最近では続々と新しい機能、性能をもった便器が登場しており、選択の幅が広がっています。

洗い落とし式便器、サイホン(サイホンゼット、サイホンボルテックス)式便器、タンクレス式便器 (ダイレクトバルブ式)など、機能や性能だけでなく、デザイン性も向上しています。

その中で、従来からある洗浄方式には、主に洗い落とし式、サイホン式があります。
まずは、この2つを比較すると、洗い落とし式は、上から流れる水の勢いだけで汚物を流す方法です。
サイホン式は、サイホンの原理を利用し、一気に汚物を引っ張り出す方式です。

洗い落とし式は、サイホン式よりも使用する水の量は少ないのですが、トイレが汚れやすいと言えます。
水の勢いが強い分、音も大きくなりがちです。
汚物の筋が残るということも言われており、掃除をする頻度も高くなりそうです。

そういうわけで、やはり洗い落とし式の方が安価になりやすく、コストのみを優先すると、どうしても洗い落とし式を選択してしまうことになります。
洗い落とし式が標準仕様になっているマンションも見受けられます。

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そして、設備仕様だけでマンションを比較してしまいがちです。
こちらのマンションにはこれがついていて、あちらのマンションにはついていないから、こちらの方がいいといった具合です。

しかし、必要のないものはなくてかまいませんし、購入後に自分で設置できるものもあります。
原価で3万円程度の設備がついているだけで、マンションの売価は5万ほど高くなるということもあるからです。

マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

マンション購入時のチェックポイント!④

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
前回までのブログでは、数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分であるトイレについて書きました。

今回も、さらに、トイレでのチェックポイントを見てみましょう。

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特に便器の洗浄方式についてです。
以下は、主な洗浄方式です。

便器には、洗浄方式によって汚れの付着具合、音、におい、節水に対する機能や性能に違いがあります。
製品により、当然ながらコストも変わります。
また、次々に新しい機能、性能も登場しています。
どのような機能、性能が必要なのか、自分の生活と合わせて考えてみてはいかがでしょうか。

洗い落とし式便器
洗い落とし式便器とは、水の落差による流水作用で汚物を押し流す方式で、構造がシンプルで安価です。
水溜面が小さいため、汚物が付着しやすいほか、洗浄時に水はねしやすく、他の便器に比べると便座のサイズが小さいなどの点も挙げられます。
コストが低いため、標準仕様で設置されているマンションもあります。

サイホン式便器
サイホン式便器とは、排水路を屈曲させてサイホン作用を起こさせることによって汚物を排出する方式で、汚物を吸い込むように排出する便器です。
現在の主流といえる方式で、洗い落とし式便器により水たまり面が広く取れるため、汚物の付着が少なく、節水も進んでいます。

サイホンゼット式便器
サイホンゼット式便器とは、水たまり面の大きく、排水路に設けられたゼット穴から噴き出す水が強いサイホン作用を起こし、汚物を吸い込むように排出させる方式の便器です。
汚物が水中に沈みやすく、臭気の発散が抑えられ、乾燥面への汚物の付着が少ないのが特徴です。

サイホンボルテックス式便器
サイホンボルテックス式便器とは、便器とタンクが一体になった便器で、洗浄時に空気の混入がほとんどなく洗浄音が最も静かな便器です。
汚物の付着はより少なく、臭気も少ないと言えます。
タンクの強い水圧が必要なため、2階以上に設けるには不向きかもしれません。

タンクレス式便器 (ダイレクトバルブ式)
タンクレス式便器とは、ロータンクをなくし、水道の水圧だけで流すダイレクトバルブ式の便器です。
タンクがないためすっきりとした見た目ですが、やはり強い水圧を必要とします。

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マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

マンション購入時のチェックポイント!③

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
前回までのブログでは、数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分であるトイレについて書きました。

今回も、さらに、トイレでのチェックポイントを見てみましょう。
前回のブログの続きで、ペーパーホルダーの位置についてです。

細かい点になりますが、ペーパーホルダーとタオル掛けの位置を一度確認してみてください。

まずは、タオル掛けの位置です。

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タオルは、手洗いの位置の近くにあることが求められます。
つまり、タオル掛けは蛇口の近くに配置されているはずです。
手を洗った後、濡れたままでタオルの位置まで手を移動させなければなりませんので、すぐ近くにないと余分なところを濡らしてしまいます。

さて、ここで、ペーパーホルダーがでてきます。
狭い場所なので、必要なものをなるべく的確に配置したくてもできない場合も数々あります。
しかし、ペーパーホルダーとタオル掛けの位置が逆転していると問題がでてきます。
手洗いからタオルへの移動の途中にペーパーホルダーがあると、ペーパーに水滴が落ちることになるのです。

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さらに、このペーパーホルダーに予備のペーパーが設置できるような場合、すぐに使わないペーパーが濡れやすい状態なります。
カバーが付いていないペーパーホルダーもこうなるとますますやっかいです。
せっかくデザインされたペーパーホルダーを使用していても、これでは美しさが損なわれかねません。

マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

マンション購入時のチェックポイント!②

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
前回のブログでは、数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分であるトイレについて書きました。

今回も、さらに、トイレでのチェックポイントを見てみましょう。

トイレットペーパーホルダーの位置を確認されたことはありますか。
ペーパーホルダーは、座った状態で左側の壁に設置されていることが望ましいと言われることがあります。

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世の中右利きの人が多いので、オーダーメイドでない限りいろいろなことが右利きの人にむけて考えられてしまうので恐縮ですが、ペーパーを引き出すのはやはり右手になることが多いでしょう。
そうすると、ホルダーが左側にあれば、右手を身体の正面経由で伸ばすのが自然な動きとなります。
つまり、右利きの人にはペーパーホルダーが右側にあるよりも、ペーパーが引き出しやすく使いやすいのです。

また、ペーパーホルダーが右にある場合と左にある場合を比較すると、どちらも右手でペーパーを引き出す場合、左側にある方がペーパーの使用量が少なるというデータもあるそうです。
右側のペーパーホルダーから引き出そうとすると、窮屈になので、必要以上にペーパーを抜き取ってしまうようです。

トイレ自体の設置場所により、いろいろな位置をなんとか工面しなければならず、心ならずもペーパーホルダーを右側に設置できないことも、もちろんあります。
また左利きの人のために考えられたトイレも、もちろんあります。

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ですので、ペーパーホルダーの位置が右側でなければならないということではありませんが、すぐに確認できる部分ですし、設計者の心遣いがわかりやすい部分でもありますので、ご購入前に一度確認されてはいかがでしょうか。

マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

マンション購入時のチェックポイント!

マンションの購入を検討されたことはあるでしょうか。

マンションの一室を購入する場合に、見ていただきたいポイントはたくさんあります。
たくさんありすぎて、結局どこを見ればいいのかわからない、全部見なければならない、と言われることも。

今回は数あるチェックポイントの中でも比較的簡単に見ることができ、確認しやすい部分についてご紹介しましょう。

その1つが、まずはトイレです。
トイレは、マンションの設計者の意図が表れやすい場所を言えます。

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例えば、洋式トイレの便座は入り口のドアに向かって座るように配置されることが多いのですが、便器からドアまでの距離を確認されたことはあるでしょうか。
一見しただけではわかりにくいのですが、実際に座ってみると、かなり狭く感じることがありませんか。

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最低でも55㎝は欲しいところだという設計士がいる中、40㎝程度の距離しかとられていないトイレを見かけないこともありません。
座ったり立ったりする際、または前かがみになる際に、ドアに頭をぶつけてしまいそうな距離、というより実際にぶつけてしまうような距離です。

しかも、これでは、便座に座った状態では、高さ的にドアノブが顔の真正面に来てしまうことも考えられます。
実際の距離よりもますます動きにくくなります。

それにもかかわらず、現実にはこの距離を取られていない物件もあり、高級マンションだからと言ってこの条件をクリアしているとは限りません。
購入の際に実際座ってまで確認されないようなことですので、この距離を削って、もっと目立つ場所を広げようとしている場合があるのです。

小さなことですが、こういったことに配慮されていないマンションが全体に住みやすいマンションになるでしょうか。

マンションの購入についてお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

高層マンションの落とし穴②

高層マンションは、人気の物件です。
眺望が良い、ステイタス感があるのは言うまでもなく、コンシェルジュやスパなどのサービス、クリニックや小売店などを設けている高層マンションが増えてきている、というのが理由のようです。
都市部、とくに東京都に増えています。

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しかし、人気とは裏腹に、「高層難民」と言われるように、災害などで電気が使えない状況の際、エレベーターやエントランスドアなどが動かず、自宅で孤立してしまったり、外出先から自宅へ戻ることができなくなってしまう、などといったことが発生しやすいと考えられます。

こうしたリスクを考慮の上、購入すればよいのですが、高層マンションについては、一般の階層のマンションと比べ、購入する所得層や世代、家族構成が多様になっていることが多いのです。

管理組合が、こういった各世帯のとりまとめを行い、円滑に維持管理を遂行するのが一番ですが、なかなかうまくいかない事例もでてきています。

業者に維持管理を丸投げしたり、修繕積立金だけではまかないきれないような大規模改修や修繕が発生することも考慮しておく必要があります。

金銭面での負担は、とくに合意形成が難しい案件です。
とくに高層マンションで住戸数が多く、所得や世代、家族構成が大きく違い、修繕や改修すべき項目が各戸によってかわってきてしまうようなケースでは、合意形成が長引き、場合によっては合意形成にいたらないこともあります。
その場合は、世帯によっては引っ越さなければならない可能性すらでてきてしまいます。

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そうなると、高層マンションが人気の物件といえども、資産価値が大きく下がってしまう危険性があります。

そのようなリスクを避けるためにも、信頼できる仲介業者とよく相談の上、購入について検討してみてはいかがでしょうか。

高層マンションの購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

高層マンションの落とし穴

高層マンションは、人気の物件です。
眺望が良い、ステイタス感があるのは言うまでもなく、コンシェルジュやスパなどのサービス、クリニックや小売店などを設けている高層マンションが増えてきている、というのが理由のようです。
都市部、とくに東京都に増えています。

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しかし、自然災害の多い昨今では、火災や災害時に発生しやすいと考えられる問題点について警鐘を鳴らす専門家もでてきています。

開催時の消火活動の困難さや、中高層階の高齢者や障がい者、小児が避難階段で避難することが困難であったり、地震などの揺れが高層階に行くほど大きくなる危険性など様々な問題点が考えられます。

災害時だけなく、平常時でも、設備の配管などが破損して水漏れが発生すると、一般的な階層のマンションに比べ、修繕工事が大掛かりになることが多いのです。

高層マンションだけではありませんが、停電した場合、エレベーターや給排水施設に影響がでます。
災害時にエレベーターが使用できなくなるのは当然としても、その場合、エントランスの自動ドアも開かなくなることも考えられます。
また、ポンプが停止してしまうため、トイレが使えなくなるだけでなく、水道すら使えなくなることもあります。

非常時には、高層階で身動きがとれなくなり孤立してしまったり、外出先から自宅にもどることもできなくなってしまいます。
最近では、「高層難民」という言葉もでてきました。

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そういったことを踏まえ、高層マンションには、自家発電装置を設置する物件も増えてきています。
平常時のように電気を使えるという装置、設備ではありませんが、非常時にエレベーター、エントランスドア、給水ポンプなどを動かすなど、必要最低限の電力をまかなおうとしています。

高層マンションの購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

住宅が過剰!?③

最近、日本は「住宅過剰社会」であると言われています。
すでに世帯数以上に住宅があり飽和状態になっているのです。
人口が減少傾向にあるにもかかわらず、新築住宅が建て続けられ、空き家が増加しているというのが現状です。

なぜ、人口が減少している中で、新築住宅が次々と建てられていくのでしょうか。

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住宅は、土地取得費や建設費といった初期投資が高額になりがちです。
しかし、比較的短期間で回収できる可能性が高いのです。
つまり事業性が高いと言えます。

さらに、住宅は引き渡した後は、維持管理にかかる費用は購入した側、所有した側に移ります。
その後のメンテナンスを依頼されたとしても別料金になります。
引き渡し後を考えても、やはり事業性が高いと言えるのです。

住宅を購入する側にとっても、住宅は「資産」の一つとなる場合が多いと言えます。
賃貸住宅に住み、何年も毎月の賃料を支払ったとしても、引っ越しなどで契約を解除してしまうと、住宅や土地は自分の所有にはなりません。

また、購入時のローンで税金の優遇措置を受けることもできますので、住宅を購入することが有利であると考えられがちではないでしょうか。

新築住宅ではなく、中古住宅を購入するという選択肢もあります。
しかし、日本の中古住宅の流通シェアは、アメリカ、イギリス、フランスに比べかなり低い数値と言えます。

既存住宅流通シェアの国際比較

新設住宅着工戸数(千戸) 設住宅着工戸数(千戸) 既存取引/ 全体(既存+新設)取引(%)
日本(2013年) 980 169 14.7
米国(2010年) 587 4,908 89.3
英国(2012年) 127 932 88.0
フランス(2013年) 332 719 68.4

(国土交通省「平成29年度 住宅経済関連データ」より)

また、そのままの状態で売ることのできる中古住宅はそう多くはありません。
市場性が少ないのです。
中古住宅にはすでに人が住んでいない物件も多々あり、質を確認できる手段が少ないためとも言えます。

このような中古住宅事情が、さらに流通を難しくし、市場を成熟させにくくするのです。

お住まいを探しておられ方、お引越しをお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。

住宅が過剰!?②

最近、日本は「住宅過剰社会」であると言われています。
すでに世帯数以上に住宅があり飽和状態になっているのです。

にもかかわらず、住宅をお探しの方、お引っ越しを考えている方にとって、すぐに優良な住宅物件を見つけられるという状況ではなさそうです。

まずは、「住宅過剰社会」と言われるようなになった事情や背景を見てみましょう。

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戦後から高度経済成長期には、住宅の数が不足していたため、積極的に住宅が建てられていきました。
国の政策としてもそのような方向で推し進められていたようです。
その結果、1973年代になると、住宅総数は世帯総数を上回るようになってきました。

住宅の数が増加している要因の一つとして、解体される戸数よりも新築される戸数の方が多いからであろうと言えます。
古い住宅は徐々に住む人がいなくなり、放置される傾向にあります。

新築住宅の着工戸数は、高度成長期に比べて減少してはいますが、人口が減少し始めた2010年代にも増加している年もあるのです。

2010年  総人口 128,057(千人)    新築着工総戸数 819 (千戸)
2011年  総人口 127,834(千人)    新築着工総戸数 841 (千戸)
2012年  総人口 127,593(千人)    新築着工総戸数 893 (千戸)
2013年  総人口 127,414(千人)    新築着工総戸数 987 (千戸)
2014年  総人口 127,237(千人)    新築着工総戸数 880 (千戸)
2015年  総人口 127,095(千人)    新築着工総戸数 921 (千戸)

(総務省「日本の統計」・国土交通省「平成29年度 住宅経済関連データ」より)

日本では新築を好む傾向にあるようです。
下記の図によると、日本の人口1,000人当たりの新築住宅着工戸数は、アメリカ、イギリス、フランスと比べると、常に高い割合になっています。

【図】人口千人当たりの新設住宅着工戸数

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(国土交通省「平成29年度 住宅経済関連データ」より)

こういった事情が、「住宅過剰社会」になっているひとつの要因と考えられます。

過剰だからといって、探している条件に合う住宅物件がすぐに見つかるというわけではありません。

お住まいを探しておられ方、お引越しをお考えの方は、ぜひエーアンドエーアンドシーキャピタルまでご相談ください。