両親が亡くなった後、住んでいた空き家だけが残ってしまい、準備が整うまでキレイなまま保存しておきたいという事情を持つ人も多いと思います。
とはいえ、家というものは、人が住んでいないとすぐに荒れてしまうものです。定期的に手入れをしなければ、すぐに住めなくなってしまいます。
空き家管理のために準備しておくもの
空き家管理を行っていくという場合、どのようなものを準備しなければならないのでしょうか。
空き家をキレイに保つためには、以下のものがあれば便利です。
・ホウキとチリトリ
・雑巾
・室内用のシューズ
・コロコロ
・バケツ
・軍手
・ゴミ袋
・剪定用ハサミ
・脚立
空き家管理のための掃除方法
では、実際にキレイに空き家管理をするために、どのような掃除を行えば良いのでしょうか。
あまり過度にやり過ぎても手入れが面倒になってしまいますので、この程度までやっておけば充分というような掃除を紹介していきます。
室内を掃除する
最初は室内の掃除からです。当然の話ですが、部屋数が多ければ多いほど掃除は大変になってきますので、時間は逆算しておくようにしましょう。
空気を入れ替える
まず一番最初にすることは、空気を入れ替えるために、全ての窓を開けることです。
これはカビが発生するのを防ぐための換気ですので、一時間ほどは行うようにしましょう。窓の閉め忘れを防ぐために、開けた窓の数は数えておいたほうが良いでしょう。
トイレや浴槽の窓は当然ですが、靴箱や物置、押入れといった密閉された空間も開放しておきましょう。
そのような部分は特にカビが発生しやすい部分ですので、忘れないように注意が必要です。
通水作業を行う
次は通水作業を行います。通水作業とは、水道管の中の水を入れ替えることによって、嫌な臭いや虫などが発生してしまうのを防ぐ作業のことです。
難しい作業のように聞こえるかもしれませんが、ただ蛇口をひねり、三分間ほど放水するだけで構いません。
家にある全ての水道で行ってください。
拭き掃除を行う
次は床の拭き掃除を行いましょう。必要であればバケツに水を汲んでおいてください。
空き家ではコバエの死骸などが床に落ちています。もしコバエの死骸が多い場合は、最初にコロコロをかけてから行ったほうが効率的です。
拭き掃除を行う際には、床板の盛り上がりや凹みがないかどうか、手すりが外れかけていないか、雨漏りのあとがないか、ということを確認しながら行うようにしてください。このようなものを見逃すと、大怪我を引き起こしてしまったり、修繕費用が高くついてしまったりすることがありますので、注意が必要です。
次回は室外の掃除についてをお伝えいたします。