リフォーム/リノベーション

昨今、中古物件を購入し、自分の好みに合わせてリフォームやリノベーションをする動きがあります。
施工業者を通さず、自らコツコツとリフォームする例も少なくありません。
ただし、リフォームを手掛ける前に、個人でできることなのか、専門知識がなくてもできることなのか、逆に施工業者まかせきりでよいのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

4db0a941f3f0fa91544828db5f88e693_m

リフォームやリノベーションを考える際、キッチンなどの水回りは、手を入れたくなる部分です。
むしろ、ここを補修したいからこそ、リフォームやリノベーションを行うケースもあるかと思います。

しかし、水まわりはとても注意が必要な部分です。

例えば、壁際にあったキッチンを中央に移動させることを考えてみましょう。
キッチンには、当然排水機能が必要です。
まず、壁際から中央に移動させることで排水管を伸ばさなければなりません。
しかし、排水管には勾配をつける必要があり、その勾配をとれない場合があります。
床下に十分な空間がないためです。
排水管の距離を伸ばすには、その分高さも必要になってくるのです。

十分な勾配をとらず、排水管を移動させてしまうと、排水の流れが悪くなり、対処が遅れると詰まることも考えられます。
結局、不要なメインテナンスをせざるをえなくなり、余計な費用と労力をつかうことになります。

また、キッチンの排気ダクトも要注意です。
レンジフードなどの排気ダクトは、多くは、キッチンからリビングなどほかの部屋や廊下を通って外に出されます。
ダクトの貫通穴は、外壁側の大梁に開けてありますが、建物の完成後に外壁や大梁に穴をあけることは、建物の強度を落としたり、外壁にひび割れなどを起こしかねません。
そういったことの中には、法律や条例で禁止されている事項もあります。

貫通穴を移動させず、ダクトを進路変更し移動させるにしても、ダクトを吊るすために上に穴を開けボルトを設置しなければなりません。
これもやはり建物の強度を落とす可能性があり、やはり禁止される例もあります。

専門業者に依頼するにしても、リフォームやリノベーションをする際は、十分に考えることが必要となるでしょう。

06c6b36e92a41d48923fab010b6fd401_m

中古物件の購入をお考え方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です