建物の購入を考える際、見ておくべき点がたくさんあります。
ありすぎて、小さなことは、気にならなかったり、もはや考えなかったりすることもあります。
今回は、小さなことだけれど、見ておくと得をするかもしれないポイントについて書いてみたいと思います。
まずは、カーテンボックスです。カーテンレールを覆うカバーのことです。
最近は、カーテンボックスが付いていないこともよくあります。
カーテンボックスが付いている際は、カーテンボックスにまで天井のクロスを貼りまわしていないかと見てみてください。
クロスが貼りまわされていると、カーテンを開け閉めするたびに、カーテンがあたる部分のクロスがこすれてしまいます。
塗装ならその部分だけ補修できるのですが、クロスが貼りまわされているとそうはいきません。
クロスは同じ品番の製品でも、色の濃さが若干違ってくるので、貼りなおした部分と直していない部分の継ぎ目が目立つようになります。
購入時には多少割安になるかもしれませんが、ランニングコストを考えると、結果として割高になることもあります。
また、最近は少なくなりましたが、押し入れはあるでしょうか。
押し入れには中段があります。中段の棚板は、強度を上げるため枠組みをつくり、その上に棚板をのせています。
その棚板と奥の壁との間に、数センチの隙間を設けている押し入れがあります。
この隙間は「スリット」と呼ばれます。
スリットがあると、上下に空気が移動できるため湿気がたまりにくくなります。
特にマンションは気密性が高いですし、押し入れに収納するものも布団など水分をためやすいものが多いので、このスリットがあるとないとでは押し入れ内の湿度がずいぶんと違ってくるはずです。
こういった見ておくといいポイントはまだまだあります。
物件のご購入をお考えの方は、ぜひ一度エーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。