知っていると得をするかも!?③

前回からの引き続きで、物件の見学などをされる際に、見ておくと得をするかもしれない、見落としがちなポイントについて書きたいと思います。

今回は、排水管について見てみましょう。
排水管というのは、実は、かなり騒音に関係します。
排水管で、音の問題を少なくすることもできるのです。

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では、具体的にどうすれば音を抑えられるのでしょうか。
まずは、管の選び方です。
排水管には、主に3種類があります。
一つは「耐火被覆二層管」と言われるものです。
これは塩化ビニールのパイプの周りをモルタルで囲った管です。
これは、音が響きやすくなっていることが多いのです。

次は、「塩ビ・ライニング鋼管」と呼ばれるものです。
内部の素材が塩ビで、その外側を鋼管で覆ったものです。
先の耐火被覆二層管よりは、少し音の響きが抑えられます。

最も音の問題が少ないと考えられる排水管は、「鋳鉄管」と呼ばれるものです。
鋳造物で厚みがあるため、遮音性は非常に高いと考えられます。
しかも耐震性にも優れているものが多く、折れにくいというメリットがあります。

管は、継ぎ目のあたりが経年劣化しやすく、そうすると水の流れが悪くなります。
排水管は、排水の流れを良くするため、水や砂などを高圧で流すというメインテナンスをすることが多いのですが、管に厚みがなければ次第に管が薄くなり危険です。
鋳鉄管は、厚みがあるため、その点でも安心です。

また、管の種類だけでなく、管の外側をシートで巻いたり、ボードで囲ったりといった二重張りであるなど、構造に工夫がされていると、さらに音を抑えやすくなります。

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物件のご購入をお考えの方は、ぜひ一度エーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

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