空き家を貸す場合は借りられやすい工夫を

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現在、賃貸市場は競争が激しく、賃料を維持するだけでなく、借主を探すこと自体が難しいことも珍しくありません。しかし、工夫の余地がないわけではありません。

たとえば建物の大きさや間取りによっては、「シェアハウス」という形態の賃貸がいま注目されています。これは個室については複数の個人に貸す一方で、キッチンやリビングダイニングは共同で利用してもらう賃貸物件です。借りる側にとっては家賃が抑えられたリ、入居者同士の交流が図れることから、若い世代に人気がある一方で、貸す側にとっても1世帯に貸すより複数世帯に貸す方が賃料収入が増えるため人気があります。
車のカーシェアリングがあるため、家もシェアするのが合理的でシンプルと考えるニーズは増えており、現在日本国内にはこうしたシェアハウスが3万室以上存在しています。

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DIY賃貸について

また、DIY賃貸も注目されています。
これは入居者が、自分の好みに合わせて壁紙を張り替えたり、棚をつけたりしても、解約の際に現状回復しなくていいという賃貸方式で、個性的にすみたい人たちに人気があります。
賃貸住宅では通常、契約が終了すると借主が室内の状態を元に戻す「現状回復」が必要で、以前はフローリングのキズやクロスの日焼け跡まで現状回復の範囲に含まれていました。しかしこれによって入居者との間で費用負担のトラブルが多発したことから、現在では国土交通省の指導や東京都の条例などで、「通常の使用による経年劣化は現状回復の範囲にふくまれない」というのが一般的になっています。
この賃貸方式は、特に築年の古い戸建ての空き家を貸すとき有効です。みなさんはコストをかけて直さず貸せる一方で、借主は自由に直すことで理想の部屋に住むことができる。つまり双方のニーズが合った賃貸形態なのです。

その他の貸し方について

「定期借家契約」という方法もあります。この方法は一定期間で必ず明け渡して欲しいという場合は定期借家契約を結びます。
契約が終了した後、貸主と借主が合意すれば再契約も自由にできます。相続の直後で売るのは忍びないという場合も、期間を決めてこの制度を使うのは有効かもしれません。

今回は売却ではなく、賃貸について記載しました。

空き家を貸すことをお考えの方は参考にしていただければ幸いです。

空き家の買取・任意売却をお考えの方は、是非一度エーアンドシーキャピタルの方までご相談ください。

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