立地が8割がた親の家の価値を決める?!

地方と大都市では住宅価格や家賃の差はどのくらいあるかご存知ですか。今回は1例として大阪府と岡山県でそれぞれ都心、郊外の中古マンション、中古一戸建ての価格を比較してみましょう。まず大都市と地方都市の違いを見て行きましょう。c3b44e88b6a701173c5bf1c1ec65b690_m

大都市の方が地方都市より有効活用の可能性が高い

中古マンションは大阪市で2650万円、岡山市では1180万円。大阪市は岡山市の約2.3倍の価格です。中古一戸建ては大阪市で3770万円、岡山市は2460万円。港区は岡山市中区の約4.4倍です。大都市は地方都市に比べ価格が約2倍も高いことがわかります。これはあくまで平均の価格で間取りはや土地の広さの違いなどは考慮されておりません。実際、マンション、戸建てのどちらも一つ一つの大きさが岡山市の物件の方が大阪市の物件より大きいので実際のところ2倍以上の開きがあると考えられます。単純に価格が高いということはそれだけ多くの人にとって利用価値が高いということです。平成26年の各都道府県の土地価格相場の㎡単価を見ても1位東京都80万1162円、2位神奈川県23万2004円、3位大阪府23万937円と大都市が上位を占めています。北海道は3万7032円、東北・宮城県は7万832円、北陸・石川県は5万8215円、四国・愛媛県は6万270円、中国・岡山県は5万2437円、九州・福岡県は9万6482円ですから、大都市との差の大きいことがわかります。東京都の土地や住宅価格が突出して高くなっているのは人口減少や産業構造の変化により地方産業等が衰退。若い世代が地方都市で職を得る機会が少なくなったためだと言えます。九州なら福岡、東北なら仙台というように地方圏においてもブロック化しています。

郊外より中心部、バス便より駅近の方が有効活用しやすい。

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大阪府だけで見ても中古マンションは大阪市の中心部で3500万円、郊外の堺市、東大阪市、守口市などで1500万円程度となり、中心部が2倍以上高くなっています。地方都市でも中心部は郊外より約1.4倍高くなっています。中古一戸建ても同様に中心部と郊外で大きな開きがあります。それは駅近とバス便においても徒歩5分の一戸建てはバスを利用しなければならない徒歩22分と比べて約1000万円近く高い価格がついています。

上記のように立地の良し悪しが価格や家賃の差として直接現れ、大都市の中心部の方が利用価値が高く多くの人が住みたがる傾向にあるということを立証しているわけです。

このようにお持ちの物件の相場をきちんと把握した上で、

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