新築のマンションを購入する際、自由に間取りを選べるタイプがあります。
自分にとっての理想の間取りを考えられるのは、とても魅力的です。
一般的な間取りは、つまらないし、自分の生活には不便であることも多いでしょう。
しかし、なぜよく見かける間取りがあるのか、それは、その間取りであれば問題が少なくなることが多いからだとも言えるのです。
一般に、マンション等の集合住宅で問題になりやすいのは、「音」についてです。
自由間取りゆえに、自分の使いやすいと判断した位置に寝室をもってくることもできます。
しかし、もしその寝室が、隣戸のキッチンと接していたらいかがでしょうか。
当然ながら、音の問題が発生しやすくなるのです。
いくら壁のコンクリートの厚さが十分にあっても、音というのは建物を伝わって響きます。
隣戸の住人の生活時間帯が違う場合や、生活時間帯が同じでも早朝や深夜にキッチンを使う場合なども考えられ、包丁の音、食器の重なる音など、意外に気になってくるものです。
実際にクレームが発生したケースもあります。
隣戸を反転したような間取りをよく見かけるかと思いますが、それにはこのような音の問題を回避するという理由もあるのです。
隣戸だけでなく、上下の間取りもやはり重要です。
書斎など静かにすごすための部屋が、上階の浴室の下になると、やはり水音が響きます。
自分が自由に間取りを選べるということは、上下左右の住人も自由に間取りを選べるということです。
自由間取りの集合住宅を選ぶ際は、その長所、短所について十分に考慮する必要がありそうです。
マンションのご購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。