前回の記事でお話しさせていただいた内容(相場を知るという内容)に近くなるのですが、今回は「家の概要」についての内容になります。
外向きには「相場」を知ることが大事で
内向きには「概要」を知ることが大事になります。
つまり、家の仕様や権利関係の事です。親の家の概要を知って初めて最も適切な有効活用の選択肢が絞り込まれたり、やるべきことが見えてきます。それ以外にもこうした作業をすることで親の家に対する思いや愛着などを感じ取れ、親が辿った人生を知る良い機会にもつながります。
意外とこの部分は重要で、そういう「思い」があるからこその活用方法や、運用のカタチなどが自然に芽生えてきたりする事例も多いです。
家の概要は3つのアプローチで把握する。
- 権利関係を明らかにする
親の家を相続し、売却するなどの有効活用をするには、相続登記をしなければなりません。買い手がついても登記ができないのでは、契約ができません。
そこで、まず家の権利関係を明らかにすることが必要です。また、権利関係はこの家の歴史を教えてくれます。
- 家の基本仕様を整理する
基本仕様は「土地・建物面積」「間取」「築年数」などです。
親の家の特徴を把握することで、より具体的にどのような有効活用ができるのかを、検討することができます。
3、お金関係について把握する
お金関係についても把握しておく必要があります。固定資産税や維持・管理費以外にも気がつかない費用がかかっていないでしょうか。
親の家に現在、いくらかかっているのかを明らかにすることで、こんなにかかるのなら、早くに「売る」とか、この程度の額なら売らずに「保有する」といった大筋の方針が見えてくるでしょう。
単純にこの家の「価値」はこれくらいという「相場」の把握と家そのものが持つ、仕様などの「概要」を合わせて考えることができればより良い活用方法が見えてくるはずです。
一人ではなかなか難しい作業だと感じ流のであればぜひエーアンドシーキャピタルにご相談ください。