住宅のエネルギー

住宅の省エネルギー化を高める動きが、近年ますます活発になっています。
今回は、住宅のエネルギーについて考えてみませんか。

建築物省エネ法で、新築住宅を省エネ基準に適合させることが、2020年までに義務付けられる方向で進んでいます。
また、住宅を一次エネルギー消費量によってランキングする第三者認証も2016年に始まっています。

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経済産業省がすすめるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス施策も、段階的に標準仕様化へと移りつつあります。
さらに、経済産業省では、2020年に新築戸建て住宅の過半数をこのネット・ゼロ・エネルギー・ハウスにするという目標を掲げているのです。

それでは、住宅の省エネ化に合わせていくには、どうしたらいいのでしょうか。

まずは、高い断熱性で、省エネ化を図る動きがみられます。
それには、建物の外皮の断熱性を確実に高めることが大切です。
一つは、開口回りの、高断熱型の建具と重曹ガラスの併用が有効のようです。
3重ガラスは、高価格なため現在は採用が見送られることが少なくないのですが、将来的には量産によって華夏が下がる可能性があります。
さらに、壁面の断熱では、断熱材を厚くしたり、重曹にしたりするだけでなく、内外の熱が行き来するのを防ぐことも重要です。

外皮の断念性能を高めた上で、省エネ設備の導入になります。
高性能の省エネ設備を取り入れても、外皮の断熱が不十分であれば、効果が下がることも考えられるからです。

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こういったエネルギーの消費を抑えるだけでなく、自然エネルギーの活用などによる創エネ、畜エネなど、エネルギーについて考えられている住宅がどんどん増えていくでしょう。

住宅のご購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

大家から経営者へ

アパートをお持ちの方は、「大家」という意識が強いかもしれません。
しかし、これからは、アパート、さらにはマンションを所有する方は、「経営者」としての意識をもってはいかがでしょうか。

アパート、マンションを所有する場合、いくら資金を使っていくら収入を得るか、メンテナンスにどのような業者を使うか、家賃保証にするのか、自ら家賃の管理をするのか、などなど大きな視点から小さな視点まで、あらゆることを考え、実行しなければならないのです。
このように挙げると、もはや経営者としての意識が必要になってくると思いませんか。

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経営者としては、さまざまなタイプの融資制度がありますが、内容を良く知り、フルに活用することが大切になります。
銀行の金利は、今安いからと言って借りても、契約にはよっては当然変動します。
資金については、特に悩む点が多々あります。

最初は、過剰な危険負担を避けるために、家賃保証を選択するのもいいかもしれません。
しかし、家賃保証だと10%程度の金額が業者へと流れます。
かつ、今や、そのような制度自体も見直されているので、少なくなっていく可能性があります。
最終的には、自分が貸借人を管理しなければならない、建物自体も管理しなければならないということも考慮に入れたほうがいいでしょう。

また、当然ながら、経年により建物は劣化していきますので、リフォーム一つをとっても、知っている業者を増やし、選択できるようにすることが必要になってくることもあります。

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このように、アパート、マンションを所有すると多大な作業、対応等を迫られます。
「大家」というと、どこかアットフォームで住民との交流を思い描きがちですが、「経営者」としての意識も必要ではないでしょうか。

アパート、マンションの経営でお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

自由間取り

新築のマンションを購入する際、自由に間取りを選べるタイプがあります。
自分にとっての理想の間取りを考えられるのは、とても魅力的です。
一般的な間取りは、つまらないし、自分の生活には不便であることも多いでしょう。

しかし、なぜよく見かける間取りがあるのか、それは、その間取りであれば問題が少なくなることが多いからだとも言えるのです。

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一般に、マンション等の集合住宅で問題になりやすいのは、「音」についてです。

自由間取りゆえに、自分の使いやすいと判断した位置に寝室をもってくることもできます。
しかし、もしその寝室が、隣戸のキッチンと接していたらいかがでしょうか。
当然ながら、音の問題が発生しやすくなるのです。

いくら壁のコンクリートの厚さが十分にあっても、音というのは建物を伝わって響きます。
隣戸の住人の生活時間帯が違う場合や、生活時間帯が同じでも早朝や深夜にキッチンを使う場合なども考えられ、包丁の音、食器の重なる音など、意外に気になってくるものです。
実際にクレームが発生したケースもあります。

隣戸を反転したような間取りをよく見かけるかと思いますが、それにはこのような音の問題を回避するという理由もあるのです。

隣戸だけでなく、上下の間取りもやはり重要です。
書斎など静かにすごすための部屋が、上階の浴室の下になると、やはり水音が響きます。

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自分が自由に間取りを選べるということは、上下左右の住人も自由に間取りを選べるということです。
自由間取りの集合住宅を選ぶ際は、その長所、短所について十分に考慮する必要がありそうです。

マンションのご購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

知っていると得をするかも!?③

前回からの引き続きで、物件の見学などをされる際に、見ておくと得をするかもしれない、見落としがちなポイントについて書きたいと思います。

今回は、排水管について見てみましょう。
排水管というのは、実は、かなり騒音に関係します。
排水管で、音の問題を少なくすることもできるのです。

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では、具体的にどうすれば音を抑えられるのでしょうか。
まずは、管の選び方です。
排水管には、主に3種類があります。
一つは「耐火被覆二層管」と言われるものです。
これは塩化ビニールのパイプの周りをモルタルで囲った管です。
これは、音が響きやすくなっていることが多いのです。

次は、「塩ビ・ライニング鋼管」と呼ばれるものです。
内部の素材が塩ビで、その外側を鋼管で覆ったものです。
先の耐火被覆二層管よりは、少し音の響きが抑えられます。

最も音の問題が少ないと考えられる排水管は、「鋳鉄管」と呼ばれるものです。
鋳造物で厚みがあるため、遮音性は非常に高いと考えられます。
しかも耐震性にも優れているものが多く、折れにくいというメリットがあります。

管は、継ぎ目のあたりが経年劣化しやすく、そうすると水の流れが悪くなります。
排水管は、排水の流れを良くするため、水や砂などを高圧で流すというメインテナンスをすることが多いのですが、管に厚みがなければ次第に管が薄くなり危険です。
鋳鉄管は、厚みがあるため、その点でも安心です。

また、管の種類だけでなく、管の外側をシートで巻いたり、ボードで囲ったりといった二重張りであるなど、構造に工夫がされていると、さらに音を抑えやすくなります。

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物件のご購入をお考えの方は、ぜひ一度エーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

知っていると得をするかも!?②

前回からの引き続きで、物件の見学などをされる際に、見ておくと得をするかもしれない、見落としがちなポイントについて書きたいと思います。

和室の入り口などには、開き戸ではなく、左右にドアを移動させる引き戸(襖など)がよく使われています。
引き戸は開き戸と違って、ドアの開閉のためのスペースが必要ないため、より多くの空間を確保することが可能です。

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引き戸には、大きく2つの種類があります。
一つは吊りレールタイプで、もう一つは下レールタイプです。
それぞれに特徴がありますが、音の問題に関しては、吊りレールが有利です。
ただし、襖は下レールタイプが一般的ですが、襖自体が軽いので、あまり音の問題については気にしなくていいことが多いようです。

下レールタイプでも、ドアについているタイヤをポリエチレンなどにすることで、音を抑えるよう工夫されてものもありますが、夜の静かな時間帯には建物を伝わる音がひびきやすく感じるかもしれません。

これに対し、吊りレールは、開閉が軽く音が階下に伝わりにくい構造です。

さらに、戸についてここまで注意したら、吊りレールに、開閉時にドア自体が振れないようにする「振れ止め」がつけられているかまで確認してみてください。
開閉のしやすさはもちろん音を抑える効果もあります。

では、次は開き戸について見てみましょう。
開き戸で確認していただきたいのは、壁と扉枠をつなぐジョイント具、蝶番です。
丁番とも書きます。

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扉の上下2カ所につけているものと、上下、中央の3カ所につけているものがあります。
コストは当然2カ所の方が安くなるのですが、3カ所のものをお勧めします。
特に築年数の高い物件は、扉などに目に見ない程度でもゆがみや反りがでていることが多く、不快な音をたてたり、開閉しにくくなったりします。
3カ所のものの場合、2カ所のものよりも、それを食い止める効果が大きくなります。

細かいことではありますが、意外に住んでみると気になってくることが多いものです。
ご購入の前に、ちょっと思い出してみてはいかがでしょうか。

物件のご購入をお考えの方は、ぜひ一度エーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

知っていると得をするかも!?①

建物の購入を考える際、見ておくべき点がたくさんあります。
ありすぎて、小さなことは、気にならなかったり、もはや考えなかったりすることもあります。

今回は、小さなことだけれど、見ておくと得をするかもしれないポイントについて書いてみたいと思います。

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まずは、カーテンボックスです。カーテンレールを覆うカバーのことです。
最近は、カーテンボックスが付いていないこともよくあります。
カーテンボックスが付いている際は、カーテンボックスにまで天井のクロスを貼りまわしていないかと見てみてください。
クロスが貼りまわされていると、カーテンを開け閉めするたびに、カーテンがあたる部分のクロスがこすれてしまいます。
塗装ならその部分だけ補修できるのですが、クロスが貼りまわされているとそうはいきません。
クロスは同じ品番の製品でも、色の濃さが若干違ってくるので、貼りなおした部分と直していない部分の継ぎ目が目立つようになります。
購入時には多少割安になるかもしれませんが、ランニングコストを考えると、結果として割高になることもあります。

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また、最近は少なくなりましたが、押し入れはあるでしょうか。
押し入れには中段があります。中段の棚板は、強度を上げるため枠組みをつくり、その上に棚板をのせています。
その棚板と奥の壁との間に、数センチの隙間を設けている押し入れがあります。
この隙間は「スリット」と呼ばれます。
スリットがあると、上下に空気が移動できるため湿気がたまりにくくなります。
特にマンションは気密性が高いですし、押し入れに収納するものも布団など水分をためやすいものが多いので、このスリットがあるとないとでは押し入れ内の湿度がずいぶんと違ってくるはずです。

こういった見ておくといいポイントはまだまだあります。

物件のご購入をお考えの方は、ぜひ一度エーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。