建築物の種類

アパートとマンションの違いをご存知でしょうか。
意外とあいまいになっていることが多いですね。

一般に木造や軽量鉄骨で作られた低い建物、おおむね2階建て程度の建物は、アパートと言われることが多く、鉄筋コンクリートや重量鉄骨で作られた高い建物はマンションと言われることが多いのではないでしょうか。

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このように、主に建築の材質の違いで、アパートとマンションを区別することが多いので、建築材質について詳しく見てみましょう。

木造は、文字通り、柱や梁などの建物の構造をなす部分に木材が使われています。
木造の法定耐用年数は、22年です。
「法定耐用年数」とは、その年数を過ぎたら建物として使えなくなるという意味ではありません。
食べ物の賞味期限に感覚的に近く、資産として価値がなくなると判断する目安といった意味合いです。

木造建築の長所ともいえるべき点は、建築コストが比較的安価に抑えられることです。
つまり、減価償却期間が短くなりますので、キャッシュフローが良くなりやすいのです。
短所ともいえるべき点は、銀行などから借り入れを行う再、評価が低くなりがちな点です。
そのため、計算以上に自己資金を投入したら、別の担保を探さなくてはならない可能性が高まります。
防音性なども低くなることがありますので、家賃設定が高くできないことも考えられます。

鉄筋コンクリート造(RC造とも呼ばれます)は、建物の構造の主体が鉄筋とコンクリートが使用されています。
頑丈な構造であると言えるでしょう。
法定耐用年数は47年と、木造の倍以上の年数になります。
RC造の場合、長所といえる点は、銀行の評価が高くなることが多く、耐震性、耐火性などで安心感が得られやすい点です。
つまり、入居者にとって魅力的で、家賃は高めに設定できる可能性があります。
短所といえる点は、建築コストが高いことです。
また、法定耐用年数が長いということは、毎年の減価償却費が低くなり、キャッシュフローが良くなくなるかもしれない点です。

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鉄骨造には、軽量鉄骨造と重量鉄骨造があります。
木造と鉄筋コンクリート造の中間ぐらいの長所、短所が挙げられます。
地震や火事にも比較的強いといえるでしょう。
耐用年数は、鉄骨にもよるのですが、軽量鉄骨で最長34年、重量鉄骨で最長44年です。

このように、建物には材質の種類があり、それぞれに長所、短所があります。
経営を考えるアパートやマンションにどのような材質が適切なのかは、それぞれの長所、短所を考えた上で決定していくのが望ましいでしょう。

アパート、マンションのご購入をお考えの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

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