静かな住宅の盲点

静かな住まいにあこがれる人も少なくありません。
外の騒音をシャットアウトし、室内は静かに過ごしたい、そう考える人も増えています。

最近は、窓にも工夫が凝らされ、いろいろな効果のあるサッシなどをよく見かけるようになりました。
二重サッシ呼ばれるものは、防音性にも期待がもてます。
ペアガラスと呼ばれる、2枚のガラスを張り合わせ間にガスを入れた窓ガラスもありますが、ペアガラスは遮音性よりも断熱性を期待して使用するものです。
遮音目的ならば、内窓などをつけて窓が二重になっている二重サッシ、振動を吸収する中間膜などのある防音サッシの方が適していると言えるでしょう。

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防音効果はありがたいことですが、しかし、注意することがあります。

実は、音というものは人間の生活に、ある意味大切なものなのです。
騒音はもちろん勘弁してほしい音なのですが、適度に音があった方が快適であると言われることもあります。
具体的には、室内の音は、30デシベル程度になるのが良いとされているそうです。
30デシベルと言ってもピンとこないかもしれませんが、郊外の深夜、ささやき声などの音の大きさです。

音の大きさが30デシベルより下回ると、逆に普段なら気にならない音が気になるようになります。
建物内の小さな音が、建物の中を伝わり響いてくる音に気付いてしまうのです。
この建物を伝わり響いてくる音を個体伝搬と言います。
遮音対策万全で、外からの音は入って来ないのに、個体伝搬である、同じ建物内の人の動く音は伝わります。
例えば、上階にいる人の足音などです。
この足音は25デシベルといったところでしょうか。
室内が20デシベルと静かすぎて、たった5デシベルの違いの音が耳に入ってきてしまいます。

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防音対策をしすぎることなく、外からの音をある程度抑えるだけにしていたら、気にならなかった音です。
静かすぎる室内も考えものですね。
住宅、マンションを選ばれる際は、どのように防音するかを考えてみるのもいいかもしれません。

物件をお探しの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。

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