更地とは、建物が経っていない状態の土地を指します。
建付地とは、宅地の上に、宅地の所有者と同一の所有者の建物のある土地を指します。
さらに、その建物は所有者自用の建物になります。
価格が1億円の更地に、5千万円の建物が建っていたとします。
土地建物の評価額は、1億5千万円と想像する人も多いかもしれませんが、実際は評価額が単純な計算通りにならないことがあります。
土地と建物の合計の評価額が下がることがあるのです。
それが、「建付減価」と言われるものです。
では、どういった場合に建付減価が発生するのでしょうか。
まずは、建物の用途に問題がある場合です。
例えば、商業地にある居住、逆に商業性のない地域での店舗、入居者の見込みが立たないような地域でのアパートなどがこれに当たります。
上記のような用途以外にも、建物が時代のニーズに合わない場合もあります。
共同トイレしかないようなアパート、インターネット環境の整っていないオフィスビルなどです。
建物の管理や運営に問題がある場合も含まれます。
修繕、補修ができていない建物、賃料が何十年も見直されていないアパートなどです。
こうして挙げると、よく見かけるような問題が多々あります。
つまりは、建付減価が発生しない場合の方が例外的と見ることもできるかもしれません。
単純な計算だけで、土地の売買を考えるのは早計と言われざるをえません。
土地の売買でお悩みの方は、ぜひエーアンドシーキャピタルまでご連絡ください。